普通の家庭で、普段当たり前の生活をしている場合、あまり弁護士さんにお世話になるという事態を想定しないものである。
私たちの場合もしかり、まったくそういうことはテレビのドラマか、ニュースで見るものと思っていた。
しかし、現実は意外と身近なところで、突発的に起こるものである。
ある日の夕方、所用で自転車で出かけた母が事故にあった。
中学生の運転する無灯火の自転車にぶつけられ、左足のひざ下を粉砕骨折したのである。
ここまでではまだ弁護士さんの出番はない。
相手も中学生だし、治療費を一緒に負担していただければ、くらいに思っていたら、事故翌日、親から「私たち保険には入っていませんから!」とすごい剣幕の電話が来た。
手術代や入院費を払えないという。
そのまま全く連絡が取れなくなり、間に入っていた警察の方も業を煮やし叱ってくださった。
その後2カ月もたってから「保険ありましたから、これからは保険屋さんと相談してください」という、これまた失礼な電話があり、その後は保険業者との話となった。
保険屋さんは私たちを素人とみているのか「特別に半分払ってやりますよ」みたいなことを言う。
無灯火でスピード違反をしていたのは明らかだったのでその旨を伝えると、「じゃあ裁判しましょう」とあっさり言われてしまった。
それからが大変、慌てて伝手をたどって友人の顧問弁護士さんを紹介していただいた。
裁判でのご活躍はいうまでもない。
結果、相手の過失割合90%を認めさせ、休業補償、慰謝料も一緒に勝ち取ってくださった。
それからは早速我が家の顧問弁護士も引き受けていただき、その後も息子がバイクに接触したときや細かい法律相談にも乗っていただいている。
やはり持つべきものは顧問弁護士である。
